真夏の飲ませサビキ延長戦 U。
空模様が怪しく一時雨が降る予報であったので
行きの車内で天気がもってくれたらいいですね…と言った直後に雨。
それもバケツをひっくり返したような豪雨。
雷もピカピカゴロゴロ光っている。
一気にテンションが下がり
船 出るだろうか…
港に着くと 意外にも雨は降っていない。
雲の合間に晴れ間が見える。 ラッキーかも。
今回は 住吉丸。
これまでに 乗り合いで2回乗せてもらったことがある。
1回目は2007年12月27日(XP以前の古いPCでないと見られないかも)
この日は日和佐での飲ませサビキ釣りを初めてした日。
2回目は2011年1月6日
この日はメモリアルなブリが釣れた日。
わずか2回だが,今でも鮮明に記憶に残っている。
今回も何かが起きそうな予感。
5時30分 出船。
少しうねっているようだが,
今のところ天気も問題なし。
伊島方面の北へ向かうのか
大島方面の南へ向かうのか
前々日に北の漁場でツバスに遊ばれたので
大島方面へ向かってもらいたいのだが…
船頭さんは舵を右に切った。
30分ほど走って 大島の漁場に到着。
上 太針 10号×3本 下 イサキ針 8号×3本 の仕掛けからスタート。
ここ数日 ヒラマサも釣れているということだ。
水深は深いところで80mあるので オモリも80号に。
いい感じでイワシが付いて 底で小さいアタリ。
瀬戸内なら大物なんだけど … 30cm級の ウッカリカサゴ。
あれっ 周りを見ると 3人同時にヒットしてますがな。
みなさん次々とマダイをキャッチ。
おりますねぇ。
その後も 流すたびに誰かがマダイを掛ける展開に。
私にはアタリが…ない。
鯛は底で うようよしているはず。
鯛ラバしたらすぐに食いついてくるやろな…
鯛ラバロッドに持ち替えようかと思ったが
いやいや 40 50の鯛を釣りに来ているのではない。
60以下は OUT OF 眼中 のはず。
飲ませサビキで通さねば。
思いが通じたのか,本命のアタリ。
それにしても よく引く。
鯛であることは間違いないので ばらさないように慎重にやりとり。
何度も抵抗してラインを引き出したが
最後は水面にゴボゴボッと大きな泡を吐きながら
クリアーな海の中から姿を現した。
ち… ちょっと でかいんじゃないの。
80L棺桶クーラーのふたのメジャーは80cm … ちょっと足りない。
泣きのハチマル 78cm。
毎年70サイズを何匹かは釣っているが
75cmの壁は厚く なかなか超えられなかった。
久々に自己記録更新の1匹。
気をよくしていると 再びマダイのアタリ。
今回も手応え十分。
ナナマルサイズの引きだと思っていたら…
2匹掛かっている。
62cmのマダイとイラ…
重たかったはずだ。
他の方も 次々とマダイをキャッチ。
朝の時合いタイムセールに乗り遅れないようにしなければ。
好調のポイントに船が集まってきた。
8時だよ 全員集合!!
日和佐の船頭さんは常に情報交換をして
リアルタイムに無線でやりとり。
ぬけがけすることなく 釣れている情報はギブ&テイク。
特にこの釣りはベイトの影を追いかけていく釣りなので
一隻で探すより 船団で取り囲む方が 効率アップ。
ベイトの動きを読み よりよいポイントに船を付けてくれる。
マダイ釣りたいんだけど なぜかハマチがよく当たる。
メジロサイズだとうれしいんだけど。
サバやメジロが適度にいて イワシを追い込んでくれる理想的な展開。
鯛だけでは泳ぎ回ってイワシを固めることはできない。
鯛はベイトの塊の近くにいて,群れからはぐれてくるイワシを狙っている
「エサ よう固めとるから 早う底まで落として〜」という船頭さんのアナウンス
イワシが大型魚に追われているから掛かりにくいが
イワシさえ掛かれば 高確率でヒットする。
魚の活性が高いのか,ジギングでもマダイがバンバン当たっている。
今日は数より型。
何があっても釣れる魚のサイズがいい飲ませサビキ一本で通そう。
本日3枚目。
これも60cm。
他の船も鯛やハマチを次々と取りこんでいる。
夏物一掃バーゲンセールはいつまで続くんだろうと思っていたら
10時を境に ピタリと鯛が食わなくなった。
イワシが付いても そのあとの本命からアタリはない。
サバがポツポツ…
忘れた頃にハマチがポツンと釣れる程度に。
薄曇りで釣りやすいんだが,海の中も静かになってしまったようだ。
こんな時は デザートタイム。
Kさん自家製スイカ。
朝から船の大型クーラーに入れていたのでキンキンに冷えて美味。
午後になってもイワシの反応はあるものの
平和な映りで追いつめられている状況にはないようだ。
気を抜いていたわけではないが,
前アタリのあと 一気に竿をひったくっていくアタリ。
これはハマチの引きではない。
メジロ・ブリの手応えだが8号仕掛けなので無理はできない。
5m巻いたら10mラインを引き出される。
水深以上に引っ張り出されたラインを巻き取りにかかるが
結局 瀬に掛かってしまいバラし。
「ヒラマサやったんとちゃうか?」と船頭さん。
イワシの掛かりは相変わらず悪く
うまく付いても ヒットには至らない。
イサキ針なのでマキエなしの素針にもイサキが掛かる。
トリプルヒットなんてことも。
しばらくして イワシを掛けた仕掛けを底まで落とした直後に
ガツン!!と今までにない強烈な衝撃が。
竿を立てると 根かがり?
いやいや魚が付いている。
グン!!と力強く引き込まれたあと 無念の針はずれ。
ライトなタックルでは大物と勝負できるはずもなく…
おもいっきり針を伸ばされていた。
「クエやな。」って船頭さん。
細めのラインや針で大鯛を狙っているので
大物バラしは仕方ないことと心の中では分かっているものの
正直くやしい。
10時以降は たいした盛り上がりもなく
気が付けば夕方に。
港に帰りながらポイントを巡っていく。
港の前の最終ポイントでいい感じの反応。
イワシが付いて底まで落とすと
横から ひったくるようなアタリ。
このアタリ方や手応えは … そう ヒラメのはず。
45cmの小判だが,久々に裏本命のターゲットが釣れた。
この一匹を最後に 納竿。
長いようで短い釣りの一日が終わった。
朝の3,4時間で釣果の大半を稼いだ感じ。
5人分の釣果。
マダイ 〜78cm 18枚 ハマチ 16本 サバ多数 ハガツオ ヒラソーダなど
個人的には マダイ3 ハマチ8 ヒラメ1 ヒラソーダ2 サバ15 イサキ5
イラ ウッカリカサゴ アヤメカサゴ カイワリ 各1 と 十目釣り。
一つの釣り方で 多種多様な魚が狙えるのがこの釣りの楽しさ。
ハマチが他の方より多かったのは
一流しの途中で何度もイワシの掛け替えをしたからか。
青物のアタリの8割以上は
イワシが掛かって底まで落とす途中や 落とした直後にあるので
底でずっと待っていては めったに当たらない。
80Lのクーラー 今回も満タンに。
イワシは少なくなって掛かりにくくなっているが
逆に今の方がピンポイントで狙えるので
いい時合いに うまく掛けることができたら 大物と巡り会えるチャンスが広がるかも。
住吉丸には去年の冬以来の乗船になったが
前回のブリに引き続き 今回のマダイと記録更新の1匹を釣ることができ
相性のいい船になた。
今後も是非利用させていただきたい。
本日の釣果 マダイ 〜78cm 3匹 ハマチ 8匹
ヒラメ ヒラソーダ など